平素は、私ども函館測量設計業協会をお引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。
 当協会は、昭和46年1月1日に「函館地方測友会」として発足した後、幾多の変遷を経て2011年1月に創立40周年を迎えました。発足当時は、5社でスタートしたものが、今日、渡島檜山管内の函館会員36社、管外の札幌会員25社、管外の準会員57社、総勢118社(令和元年5月現在)で構成する大きな組織に成長することができました。当協会がここまで発展することができましたのは、偏に、管内の市民の皆様をはじめ関係機関並びに関係諸団体の皆様のご指導ご支援と、会員の皆様の長年にわたるご協力とお力添えの賜であると深く感謝申し上げます。
 
 40年前は、「列島改造論」が提唱された頃で、公共事業に係る測量・設計・調査業務等が、官公庁直営から委託業務として私共民間に発注されはじめ、当時は、官公庁の業界に対する信頼感を含めまだまだ揺籃期でありました。測量設計業に関する発注、仕様書、各種制度等の整備に伴い、業界の技術力や経営力が高まるとともに、社会資本整備に関わる重要な役割を担う業界の技術・知識集団へと成長発展しながら、歴代会長の先見性と指導力のもとに、幾多の試練を克服しその基礎を確立しつつ今日を迎えたわけであります。
 この40年余りは、高度成長期を経て今日の不況期へと、正に激動と変革の時代でありました。そして、新しい10年へとスタートした時には、東日本大震災が発生し、その被災地の現状と復興を契機として、国民は一極集中によるぜい弱な国土の構造と事前防災・減災の重要性を再認識するとともに、いわゆる「2011.3.11」以降は、国家と国土に対する認識が大きく変化したと云えます。我が国は今、防災・減災をはじめ、インフラ老朽化への対応を含め、雇用の問題、地域経済の再生、いわゆる公共事業の抑制による従事者と技術・技能者の大幅減少の顕在化による危機感から、公共事業の意義を再確認し「国土強靭化」の実現へと新たな前進を歩み始めたのであります。
 また一方、地元函館を中心とした南北海道においては、2016年3月新幹線時代が幕を明け、北関東、東北地方との「人・物・文化・情報等」の活発な交流が大いに期待されるとともに、北海道の再活性化に向けましては、道都札幌への北海道新幹線の早期全面開通が南北海道をはじめ全道の大きな期待となっております。
 
 私ども函測協は、半世紀の節目を迎えるに際し、こうした時代の変化に的確に対応するとともに、地域社会の経済基盤の安定化と強靭な国土の形成目指し、地域の安心安全のため生活基盤整備の促進を図りながら着実な一歩一歩を歩み、新たな10年を目指し挑戦し続ける覚悟であります。
 ここに、この間賜りました関係機関各位並びに会員各位のご支援、ご協力に対し深く感謝と御礼を申し上げますとともに、改めまして、今後におきましても、ご指導ご鞭撻をお願い申し上げ、函測協の前進を目指す決意といたします。